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ブログ開設当初⇒現在スクールカウンセラーとして働きながら臨床心理士を目指し大学院に在学中(⇒H30・3終了)。
現在⇒スクールカウンセラー、児童関係の相談員として勤務しながら公認心理師・臨床心理士の資格取。
臨床心理士指定大学院過去問の模範解答や受験勉強の方法等を中心に臨床心理士・公認心理師になるために必要な情報をはじめ、心理職に就きたい方に役立つ情報をアップしていきます。
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2021年03月21日
先日、中学校の先生方へ向けて、WISC-Wの内容(主に読み方)に関する研修を行ってきました。

現場の先生方の声としては
「発達の”凸凹”という言葉で理解した気になっているが実際の支援をどのようにしたらよいかわからず困っている」
「結果通知が下位検査の数値と数行の所見のみで生徒理解が十分にできない」という2点が主なものでした。
お話を頂いたときには正直微妙に内容を変えて”学校生活の中から見える困り感からアセスメントし、支援方法を検討する”という内容の研修にしようかとも思ったのですが、上記の具体的な困り感があったので管理職の先生からの要望にできるだけお応えする形での研修にしました。
また、現場の先生からは「実際に検査に使用する道具を見せてほしい」「どんな質問項目があるかいくつか教えてほしい」との要望もありましたが、それは検査者の責任として禁じられているためお断りしました。
私の働いている自治体では、特別支援級への通級・入級を判定するために教育委員会の委員がWISC-Wをはじめとする知能検査や発達検査を施行します。その後保護者と面談をして検査結果の伝達(口頭で)と次年度の特別支援級利用の意思確認を再度行うという形で手続きが進められています。そのため、現場の先生方には一人一人の詳細な検査結果の報告等がなく、実際に支援する先生方が具体的な生徒像や手立てがわからず困っていらっしゃるということでした。
委員会としては、保護者から先生方へ伝達してほしいという思いがあるようですが、心理や教育の専門家ではない保護者が一度の口頭でのフィードバックで我が子の特性を人へ伝えられるほど理解できるとは到底思えません。
私は今年度からテスターとなったのですが、このシステムに正直納得できておらず数回教育委員会にも掛け合ったところ、学校から要望があった場合には教育委員会の職員が再度面談を行い、詳細な特性や支援方法の相談に応じているとのことでした。しかし、要望が出ないところは検査を受けっぱなしになってしまい非常にもったいない。委員会としては予算的にも厳しいところがあるようですが、1時間余りかけて検査を受けた生徒の頑張りにも報いるように役立つものにしていきたいという気持ちが残ります。
他の市町村はどんなシステムになっているのか興味があり、今後こっそりと調査していきたいと思います。
研修の内容についてはまたアップします。
posted by あおい at 09:29|
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2021年03月11日
スクールカウンセラー次年度の採用内定通知を戴きました。

次年度は、今年度担当させていただいていた学校とその地区の学校1校が追加で配置となっていました。同じ学校で継続できるのは、カウンセリングを行っていた生徒たちを継続で担当できるというメリットがありますね。スクールカウンセラーは年度ごとの採用なので年度が終わる前にどうしても一旦一区切りついてしまうところが難しいなと感じています。
卒業生に至っては、卒業と共に私とのカウンセリングも終結となってしまうので、卒業後の所属先等での相談先や使えそうな資源についても情報提供しています。一度「相談する」ことができた子たちですからね、この先も援助を受けようとする力(「受援力」とも言ったりします)を持って色々な局面をしなやかに乗り越えて行ってもらいたいなと思います。
今年度は担当していた学校のほかに、緊急支援でほかの学校にも数回行かせていただきました。
緊急支援についてはまたいつか詳しく書きたいと思いますが、スクールカウンセラーの外部性と枠をしっかりと守りながらも必要としてくださる所で活用してもらえるようなスクールカウンセラーになりたいと思います!そのためには日々精進ですね。
ちなみに、配置校の本決定はなんと4月に入ってからです。予算の関係らしいので仕方ないのですが、遅いですよね・・・(;´д`)トホホ
過去記事
40代未経験でも心理士になれる!と思うワケ
スクールカウンセラーになりたい人にお勧め資格
カウンセラーになるための資格を紹介します
posted by あおい at 09:52|
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スクールカウンセラー 活動
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2021年02月24日
今年度は新たな挑戦として、知能検査のテスターのお仕事をさせていただいています。教育委員会のお仕事で期間限定単発のお仕事ではあるのですが貴重な経験でした。
普段福祉と教育の領域でお仕事をしているため、なかなか心理テストを施行する機会がないので自分で開拓していくしかありません。
小中学生と保育園児を対象としての検査だったのですが、各学校(園)と日程調整を個人間でしなければならずこの作業が地味に大変でした。
普段の相談業務とスクールカウンセラー業務の合間を縫っての日程調整。しかも、お子さんの力をできるだけ発揮できるようにと保育園児の場合はお昼寝の時間なども考慮しながら・・・(^^;
心理検査はケース数をこなすことで普段のアセスメント力にもつながるのだと実感したのと同時に、お子さんたちの普段の姿から見えていることと検査結果のすり合わせをしながら先生方が日常生活の中でされているアセスメントの鋭さにも脱帽でした。
フィードバックの際は保護者の方と(保護者の了解が得られた方は)先生へ行います。普段の姿と困り感が検査結果のどの部分と関係しているのかを説明しながらお子さんの特性を考慮した支援の方法を考えてもらえるよう数回にわたり先生方とはやり取りをしました。
大学院生時代に勧められて購入したこちらの書籍が大活躍です。解釈やフィードバックに非常に役立ちました。

posted by あおい at 15:43|
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書籍 おすすめ
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2021年02月20日
posted by あおい at 15:19|
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心理職 なるには
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試験に合格するためには、とにかく「過去問」を攻略すること!しかし何回か繰り返し解いているとあることに気が付きます。それは
「同じ分野の問題でミスをする」(同じ問題だったりも)ということ!
今回は、どうやったら苦手分野を克服できるか!!について考えます。
まず、過去問を解きます。間違った問題の間違え方について考えます。
(例えば、単にその分野が定着していなかっただけなのか、もしくは選んだ記号は正解なのに解答用紙に記入する際に間違ってしまったのか、選択文の一部分にひっかかってしまっているのか・・・)
後者の二つであれば、試験中に自分が読み間違いや記入ミスをしやすい可能性があることがわかります。これは解答後に見直しをすることで大分防ぐことができるようになるでしょう。
定着していない分野があるとわかったらラッキーです。間違えた問題だけのオリジナルテキストを作ってしまいましょう。理解できなかった単語の意味や、それに関連する理論的背景などを複数のテキストを使ってノートにまとめていきます。
同時に、ミスした問題だけを集めたオリジナル問題集を作って正解するまでこの問題集を繰り返し解くと尚良しです。こうすることで何度も間違えていた苦手分野の攻略に繋がります。
オリジナルのテキスト&問題集で過去問の平均点を上げていきましょう!
最終的には得点が6割以上で安定してくると試験本番でも安心です。
posted by あおい at 08:33|
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臨床心理士試験対策
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