2016年05月24日

臨床現場において、投映法を実施する際のテスト・バッテリーについて論ぜよ。

 テスト・バッテリーとは、複数の心理検査を組み合わせて実施することである。テスト・バッテリーの組み合わせ方に特に規則はないが、一般的には知能検査、質問紙検査、投影法の組み合わせが用いられることが多い。


 心理検査は各手法によって、構造や測定可能な意識水準が異なる。異なる構造、異なる水準によって測定することで被検査者のパーソナリティを多角的に理解することが可能となり、同様の水準を測定する異なった構造の心理検査を2種類実施することで検査結果の妥当性を検証することができる。以上がテスト・バッテリーを組む意義である。


 投映法とは、多義的であいまいな刺激を被検査者に提示し、その反応を得ることで、その人のパーソナリティを理解する検査法である。検査者が被検査者のどのような側面の理解をめざしているかによって 用いるテスト・バッテリーは変わってくる。投影法は被検査者の無意識的側面が反映されやすく、解釈に検査者の主観が入りやすいため、テスト・バッテリーには意識的側面が反映されやすく客観的結果の得られる質問紙法を採用することが多い。その2つにプラスして、被検査者の知的水準を理解するための知能検査を実施するのが一般的であろう。


 以上、一般的な例を述べたが、テスト・バッテリーを組む際には被検査者の負担を考慮し、長時間にわたる検査は日を分けることや、できるだけ最小限の労力で測定したい側面を測定できるよう、検査に関する知識や限界などをしっかりと理解しておかなくてはならない。また、得られた結果が被検査者のパーソナリティすべてを表すものではないということも理解しておく必要がある。


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テストバッテリーに関する問題も良く出る問題です。投影法、質問紙法、知能検査それぞれの心理検査が、どのような構造になっていてどの水準を測定するものなのかと言うことを整理して理解しておく必要があります。



管理人お勧めの参考書です。




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2016年05月20日

スクールカウンセラーに必要な教師への心理支援とは何か、例を挙げて論ぜよ。また、その際に心掛けるべき事柄についても述べよ。

 スクールカウンセラーの仕事は、児童・生徒への個別カウンセリング、教師・保護者へのコンサルテーション、関係機関とのコラボレーションリエゾン、学校コミュニティに対する予防・啓発的活動など多岐に渡る。その考え方の基本は、コミュニティ心理学と同様で対コミュニティの支援が基本となる。
 

 例えば、いじめの問題が発生した時に、被害児童や加害児童に対して学級内で対応するのは学級担任である。その際、彼らの人間関係や被害者・加害者の心理的背景などについて心理学的視点から助言を行うのが教師へのコンサルテーションである。また、教師は自分の学級や学校において問題が起きていることにショックを受けていることが多く、教師が自発的に問題解決のために動こうとする力を損なわないようなエンパワメントも必要となる。教師はその問題以外にも保護者への対応や教科指導、部活動、公務文章などこなさなければならない業務に追われていることが多い。オーバーワークにより心理的不適応を起こす教師も多いため、教師を心理的に支えるためのコミュニティへの働きかけもスクールカウンセラーの仕事の一つである。
 

 そのためには、日ごろから教職員や関係者とのコミュニケーションをとりラポールを形成しておくことや、教師の仕事への理解と尊敬の念を持つこと、学校コミュニティに対する積極的関心などが必要である。そして、教育の専門家である教師がその専門性を十分に発揮できるよう、協働の姿勢を保つことが大切である。

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赤字で示してある語句は、スクールカウンセラーの職務内容の基本です。用語説明ができるように暗記しておくといいと思います。

posted by あおい at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去問 解答例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

カウンセラー資格について…院生たちのバックグラウンドは様々です

おはようございます。スクーリングも3日目に入り、1人で過ごす朝のひとときにも慣れてきた管理人のあおいです。朝のバタバタがないので、シャワーを浴びて授業の放送を聴きながらサンドイッチを食べています。家で頑張ってくれている夫や子供たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

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さて、スクーリングの機会に他の院生の皆さんともたくさんお話しすることができました。みなさん、いろいろな職種の方が居られ、それぞれのお話が大変興味深かったです。どんな方がいらっしゃるかと言うと…
・小中学校の先生
・学校の支援員(特別支援や学習支援)
・障害児者関係の福祉職
・企業や学生相談室のカウンセラー
・医療関係者
・司法関係職員
などなどです。


みなさん、自身のバックグラウンドを持つ中で、「臨床心理士の資格を取ろう!」と一念発起されて勉強を始めたということでした。中には数回目のチャレンジで合格された方もおられます。


ほとんどの方が、自分のケースを担当されていて、臨床心理士の資格がなくても心理アセスメントを行なったり、カウンセリングを行っているわけです。心理系の資格の中でも臨床心理士は難易度が高く、私自身もこれまで足を踏み入れることができなかったわけですが、そんな中でも日々の実務の中でやはり必要性を感じ受験勉強に励んだという経緯があります。


では、それまでほかの方々がどのような資格を取っていたかと言うことを伺うと、
・認定心理士(心理系の大学を卒業することで得られます)
・上級心理カウンセラー
・産業心理カウンセラー
などの資格を働きながら取得したという方々が居られました。


そういった資格を取って、実務をこなしていく中で「もっと上を」と言う気持ちで臨床心理士を目指したという流れでしょうか。


やはり、みなさんそれぞれのステップがあってここまでたどり着いたようなのですが、一つ気が付いたこととして放送大学の大学院では、自身のフィールドを持っていることが合格の条件のかなりのウェイトを占めているのではないかと思うのです。


正確に言うと、「研究しようとしている調査対象者を自分で確保できる状況か」ということです。そのため、研究計画書では、「誰を対象にしようとしているのか」や「あてはあるのか」をしっかりと書いておくことが必要かと思います。


カウンセラーを目指している方やいきなり大学院受験はハードルが高いと感じておられる方も、一つ一つステップを上っていくことで着実に臨床心理士に近づけると思いますよ。共に頑張りましょう。


最初のステップとしてお勧めなのが、まずは心理学系の勉強を始めてみること。心理学の範囲はとても幅が広く、なかなか独学ではすべてを網羅して学習することが難しい部分もあります。そのため実際に臨床心理士として仕事をするときにも自分の”専門分野”を持っていることが要求されます。


私や他の院生がやっていたように、まずは自分のカウンセラーとしてのフィールドを作るためにはまずカウンセリングの勉強をして現場で経験を積むことが必要になってきます。私が資格を取得しスクールカウンセラーのお仕事を戴くきっかけとなったヒューマンアカデミー通信講座
では、様々な心理系の資格の通信講座を受けることができます。こちらの通信講座で上記のように産業カウンセラーや上級心理カウンセラーなどの資格を取った方もいましたが、私には別のお勧めの方法があります。


それは、いろいろな講座を主宰している会社の資料を無料で取り寄せて、比較してみることです。いろいろな資料を比較してみることでどのような資格があるのかや自分の専門とする分野はどれかと言うことを考えるのにも参考になります。


こう言ってはいけないかもしれませんが、各資格についてそれぞれの特徴なども詳細に説明されているので、サイトを見るだけでもその分野で活躍するためにどんな学習をすればいいのか参考になりますよ。実際にお金を支払って講座を受けるよりは効率よく独学できればその方が金銭的には負担が少なくて済みますから(笑)。


通信講座のサイトもいろいろありますので、できるだけ負担の少ない方法で賢く使って自分の夢に近づくことが肝心です。ちなみに、私もこちらの資料を請求して、心理学の分野の中で自分に足りていない学習はどの辺かをリサーチして購入する参考書を決めていましたよ。資料請求だけなら無料ですので、実際に資料を見てからゆっくり考えてみることをお勧めします。


資料請求してみようかなという方はこちらからも公式ホームページへ行けます⇒ヒューマンアカデミー通信講座




タグ:心理職
posted by あおい at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | カウンセラーになるには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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